トレンドの法人向けエンドポイント製品に複数脆弱性 - CVSS値が最高値の脆弱性も
トレンドマイクロの法人向けエンドポイント用セキュリティ対策製品に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。2020年にリリースされたアップデートで修正済みだという。
「Apex One」「ウイルスバスターコーポレートエディション」では、認証をバイパスされるおそれがある「CVE-2020-24563」や、メモリを二重に解放するダブルフリーの脆弱性「CVE-2020-25773」など、あわせて14件の脆弱性が明らかとなった。
権限昇格の脆弱性「CVE-2020-28572」や、域外のメモリを参照する「CVE-2020-24564」など6件や、不適切な権限設定による情報漏洩の脆弱性「CVE-2020-28573」など5件が含まれる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアが高い脆弱性としては、「CVE-2020-24563」「CVE-2020-25773」の2件が「7.8」とレーティングされている。
一方「ウイルスバスタービジネスセキュリティシリーズ」では、このうち「CVE-2020-24563」をはじめとする6件にくわえて、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2020-28574」が存在。
「CVE-2020-28574」を悪用されると認証を回避して管理サーバ上にある任意のファイルを変更、削除されるおそれがあり、「CVSSv3」のベーススコアは、最高値である「10」と評価されている。
(Security NEXT - 2021/01/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正