脆弱性に対処した「Thunderbird 78.6.1」をリリース
Mozilla Foundationは、深刻な脆弱性を解消したメールソフト「Thunderbird 78.6.1」をリリースした。
今回のアップデートは、「SCTPパケット」において悪意ある「COOKIE ECHOチャンク」を処理した際、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-16044」に対処したもの。
多くの場合、「Thunderbird」でメールを読む際は、スクリプトが無効化されており、脆弱性の影響を受けることはないが、ブラウザなどにおいて潜在的なリスクが存在し、悪用されるとコードを実行されるおそれがあるとして対処した。
重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、米時間1月6日にリリースされた「Firefox 84.0.2」「Firefox ESR 78.6.1」「Firefox for Android 84.1.3」においても同脆弱性が修正されている。
(Security NEXT - 2021/01/12 )
ツイート
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
