NVIDIAのGPUドライバに複数脆弱性 - vGPUソフトウェアにも
NVIDIAは、同社が提供する「GPUディスプレイドライバ」のアップデートをリリースした。複数の脆弱性に対処したという。
「NVIDIA GPUディスプレイドライバ」に6件の脆弱性が明らかとなったほか、「NVIDIA vGPUソフトウェア」に10件の脆弱性が判明した。脆弱性によって影響は異なるが、権限の昇格やサービス拒否、改ざん、情報漏洩などの脆弱性に対処している。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、16件の脆弱性において「GPUディスプレイドライバ」に明らかとなった権限昇格の脆弱性「CVE-2021-1051」が「8.4」でもっとも高い。さらに「7.8」とされる脆弱性が「GPUディスプレイドライバ」に1件、「NVIDIA vGPUソフトウェア」に9件含まれる。
同社では、「Windows」や「Linux」向けに脆弱性を修正したドライバをリリース。また「NVIDIA vGPUソフトウェア」については両プラットフォームにくわえて、「Citrix Hypervisor」「VMware vSphere」「Red Hat Enterprise Linux KVM」「Nutanix AHV」向けにアップデートをリリースした。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2021-1051
CVE-2021-1052
CVE-2021-1053
CVE-2021-1054
CVE-2021-1055
CVE-2021-1056
CVE-2021-1057
CVE-2021-1058
CVE-2021-1059
CVE-2021-1060
CVE-2021-1061
CVE-2021-1062
CVE-2021-1063
CVE-2021-1064
CVE-2021-1065
CVE-2021-1066
(Security NEXT - 2021/01/08 )
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