海外拠点経由で不正アクセス、情報流出の可能性 - 川崎重工
川崎重工業は、海外拠点経由で国内拠点のサーバが不正アクセスを受け、データが外部に流出した可能性があることを明らかにした。
同社によれば、2020年6月11日にシステムの監査を実施したところ、タイの拠点から国内サーバに対して、本来は発生しないはずの接続を発見。同月15日に同拠点経由で外部にデータを送信された可能性があることが判明した。
国内のデータセンターにある複数のサーバに対しても、タイの拠点から不正アクセスが行われていたことを翌16日に確認したほか、インドネシアやフィリピンなどの拠点を経由した不正アクセスを把握。さらに7月には米国拠点からも不正アクセスを受けた疑いがあることがわかった。
複数の海外拠点から国内拠点に対する不正アクセスが相次いで明らかになったことを受けて、同社は8月にすべての海外拠点と国内拠点の通信を制限。同月より10月にかけて国内およびタイの端末約2万6000台と、侵害を受けた海外拠点の端末約3000台について詳細を検査した。情報流出の可能性があるものの、対象となる情報については特定できていないという。
同社は、不正アクセスの影響を受けた可能性がある顧客には、個別に連絡を取っている。また8月以降、国内へ不正侵入されていないことを10月30日に確認。遮断していた海外拠点との接続を11月30日より再開した。
(Security NEXT - 2021/01/05 )
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