MSP経由で不正アクセス、提供ソフトにゼロデイ脆弱性 - 三菱パワー
三菱パワーは、マネージドサービスプロバイダ(MSP)経由で不正アクセスを受けたことを明らかにした。一部情報の流出が確認されているが、機微な情報や個人情報は含まれていなかったとしている。
9月初旬より約1カ月間にわたり、同社や同社子会社のパソコン、サーバが不正アクセスを受けたもの。サーバの設定情報やアカウント情報、認証プロセスにおけるメモリダンプなど、システム関連の情報が窃取された。
機微な情報や機密性の高い技術情報、取引先に関する重要な情報、個人情報の流出などは確認されていないという。また親会社である三菱重工グループなどへの不正アクセスについても否定した。
同社によると、9月7日に同社のサーバ1台がマネージドサービスプロバイダ経由でマルウェアに感染。同プロバイダが提供するソフトウェアに修正プログラムや対策など用意されていないいわゆる「ゼロデイ脆弱性」が存在し、悪用された。
その後、ネットワークの偵察を経て断続的に感染を拡大する活動が行われ、同月22日には同社子会社のサーバに攻撃の起点を移すなど横展開されている。
(Security NEXT - 2020/12/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
研究者向けサイトに不正アクセス、非公開ページに書込 - 日本リウマチ学会
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
約9カ月にわたりサイト改ざん、約100記事に不正スクリプト - 京大
リフォーム業者口コミサイト、一部顧客情報が流出した可能性
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生
フィッシング契機に個人情報流出判明、犯行声明も - フォトクリエイト
リサイクル着物の通販サイト、クレカ情報流出のおそれ
メールアカウントがスパム踏み台に - 電気自動車の充電設備事業者

