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VMware複数製品の脆弱性、ロシア攻撃グループが悪用か - 米政府主張

「CVE-2020-4006」に関しては、米時間11月23日にVMwareがアドバイザリを公開。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアを「9.1」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングする一方、脆弱性を修正するアップデートは準備中として回避策の実施を呼びかけていた。

その後12月3日にアップデートをリリース。CVSS値に関しては「7.2」へと下方修正している。

今回の問題を受け、NSAでは安全保障の関連機関に対して同脆弱性が含まれている機器がないか確認し、できる限り早くパッチを適用、連携する認証プロバイダの設定と監視状況を評価して対策を講じるよう求めた。

またVMwareがアナウンスした回避策の実施、ログによる異常な接続の監視やウェブシェル対策といった検知の強化、管理インタフェースへのアクセス制御、認証連携における安全の確認など対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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