郵便物差出票に個人情報含む用紙を再利用 - 大阪市
大阪市は、郵便物を発送する際に使用する「大阪市役所郵便物発送請求券料金後納郵便物差出票」の裏面に、個人情報が印刷されていたことを明らかにした。
同市によれば、市役所から郵便物を発送する際、郵便物に添えて郵便局へ持ち込む「差出票」の裏面に、個人情報が印刷されていたもの。10月21日に郵便局から連絡があり、前日20日に作成した差出票の裏面に個人情報が印刷されていたことが判明した。
同市では今回の問題を受けて2019年度と2020年度の差出票控えを確認したところ、2020年の5月から10月にかけて同様のケースが17件あったことが判明した。
氏名や住所、生年月日、性別、公費負担番号、医療機関情報、薬剤情報、介護保険被保険者番号、受給者番号、調定金額など、あわせて15人分の個人情報が含まれるという。
差出票の半券は控えとして同市へ返却され、のこる半券は郵便局で保管することになっていたが、担当者は差出票は内部文書で郵便局へ送付されないと誤解。個人情報を含む書類を再利用していた。
同市では、差出票の郵便局控えを回収。対象者と連絡を取り、事情の説明と謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2020/10/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
持ち出し緊急連絡表をメモ利用、保育士を懲戒処分 - 二宮町
健診結果票に別人情報、結果や既往症など記載 - 横須賀市
試験合格書類を誤って両面印刷、裏面に別人情報 - 長野県下水道公社
生徒の個人情報含む紙を再利用して配布 - 石岡市の中学校
メモ用紙と誤り、個人情報含む相談カードを別人に - 小田原市
保育士が緊急連絡表を私的持出 - 貸出本に挟み図書館へ返却
コンテスト入賞作品を撤収中に紛失、その後返還 - 鳥取県
県立高で成績表を裏紙利用、教室に掲示 - 生徒が撮影して拡散
中学校で個人情報記載の裏紙を再利用、給食費未納一覧も - 大阪市
カウンセラーが学生カウンセリング時のメモを紛失 - 帝京平成大