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VMwareの複数製品に脆弱性 - CVSS基本値が「9.8」の脆弱性も

VMwareの複数製品において脆弱性が明らかとなった。「VMware ESXi」に関しては深刻な脆弱性が修正されている。

「VMware ESXi」をはじめ、「VMware Workstation」「VMware Fusion」「NSX-T」「VMware Cloud Foundation」など複数の製品に脆弱性が明らかとなったもの。

今回修正された脆弱性において、もっとも重要度が高いのが解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-3992」。「ESXi」と「VMware Cloud Foundation」に影響があり、管理ネットワークにおいて427番ポートにアクセスできる場合、リモートよりコードを実行されるおそれがあるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてベーススコアが「9.8」、重要度が「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

このほか、製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、「重要(Important)」とされる脆弱性4件や、「中(Moderate)」とされる脆弱性1件が公開されており、各製品向けにアップデートがリリースされている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-3981
CVE-2020-3982
CVE-2020-3992
CVE-2020-3993
CVE-2020-3994
CVE-2020-3995

(Security NEXT - 2020/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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