Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ServerProtect for Linux」に「OSコマンドインジェクション」の脆弱性

トレンドマイクロがLinuxサーバ向けに提供しているセキュリティ対策製品「ServerProtect for Linux」に「OSコマンドインジェクション」の脆弱性が明らかとなった。

「同3.0」に脆弱性「CVE-2020-24561」が明らかとなったもの。悪用には管理者権限が必要だが、リモートより任意のコードを実行されるおそれがあるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.1」と評価されている。

同社はアドバイザリで脆弱性を公表。また周知に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ報告した。

同社は、脆弱性を修正する「Critical Patch build 1633」をリリース。また管理コンソールに対するアクセスを信頼できるユーザーや接続元のみに制限するといった緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性