IMや通話機能を備える「Cisco Jabber for Windows」に深刻な脆弱性
インスタントメッセージやビデオ通話、デスクトップ共有、会議機能などを備える「Cisco Jabber for Windows」に、リモートより任意のコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。
「Extensible Messaging and Presence Protocol(XMPP)」によるメッセージの検証に脆弱性「CVE-2020-3495」が明らかとなったもの。認証された攻撃者より細工したメッセージを受信した場合に任意のコードを実行されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.9」で、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。「XMPP」以外のメッセージサービスを利用するよう設定している場合は同脆弱性の影響を受けない。
同社は、脆弱性を修正したアップデート「同12.9.1」「同12.8.3」「同12.7.2」「同12.6.3」「同12.5.2」「同12.1.3」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/09/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
