Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache HTTP Server」に複数脆弱性 - アップデートがリリース

ウェブサーバ「Apache HTTP Web Server」に複数の脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

バージョンによって影響は異なるが、「同2.4系」にモジュール「mod_proxy_uwsgi」においてバッファオーバーフローが生じ、任意のコードを実行されるおそれがある「CVE-2020-11984」など4件の脆弱性が明らかとなったもの。

「mod_remoteip」や「mod_rewrite」の設定によっては、IPアドレスが偽装されるおそれがある「CVE-2020-11985」や、「HTTP/2」の一部処理においてサービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2020-9490」「CVE-2020-11993」などが含まれる。

開発チームでは、脆弱性に対処した「同2.4.46」「同2.4.44」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性