SAP、定例パッチを公開 - 深刻な脆弱性へ対処
SAPは、定例のセキュリティアップデートをリリースした。深刻なものも含め、あわせて18件の脆弱性に対処している。
複数製品に向けてアップデートをリリースしたもので、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアが「8」以上とされる脆弱性が4件含まれる。
なかでも「SAP Netweaver」に明らかとなったクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2020-6284」は、「CVSSv3.0」のベーススコアが「9」、適用優先度が4段階中もっとも高い「Hot News」とレーティングされている。
さらに「SAP BusinessObjects Business Intelligence Platform」の「CVE-2020-6294」をはじめ、適用優先度を次に高い「高(High)」とする脆弱性も6件含まれる。
また同社は、7月の更新で「SAP NetWeaver AS JAVA」において、「CVSSv3.0」のベーススコアが最高値である「10」の脆弱性「CVE-2020-6287」に対処しているが、関連するあらたな脆弱性「CVE-2020-6286」が判明した。引き続き、適用優先度を従来と同様に「Hot News」と設定しており、早急な対応を求めている。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2019-11358
CVE-2020-6273
CVE-2020-6284
CVE-2020-6286
CVE-2020-6293
CVE-2020-6294
CVE-2020-6295
CVE-2020-6296
CVE-2020-6297
CVE-2020-6298
CVE-2020-6299
CVE-2020-6300
CVE-2020-6301
CVE-2020-6309
CVE-2020-6310
CVE-2020-9281
CVE-2020-11022
CVE-2020-11023
(Security NEXT - 2020/08/12 )
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