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Apple、macOS向けにセキュリティアップデート

Appleは、「macOS Catalina 10.15.6」「Security Update 2020-004 Mojave」「Security Update 2020-004 High Sierra」を公開し、脆弱性を修正した。

今回の更新では、CVEベースであわせて19件の脆弱性を修正した。このうち17件は「macOS Catalina」に関する脆弱性だという。

アプリケーションよりカーネルの権限でコードを実行されるおそれがある「CVE-2020-9864」や、VPNトンネル内のアクティブな接続が侵害されるおそれがある「CVE-2019-14899」に対処。そのほか、メッセージやオーディオ、Heimdal、障害報告などの脆弱性を修正している。

「macOS High Sierra」では「CoreAudio」と「Vim」に関する2件の脆弱性、「macOS Mojave」では、「Vim」に関する脆弱性1件を解消した。今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2019-14899
CVE-2019-19906
CVE-2019-20807
CVE-2020-9884
CVE-2020-9889
CVE-2020-9888
CVE-2020-9890
CVE-2020-9891
CVE-2020-9870
CVE-2020-9866
CVE-2020-9934
CVE-2020-9865
CVE-2020-9799
CVE-2020-9913
CVE-2020-9936
CVE-2020-9885
CVE-2020-9878
CVE-2020-9864
CVE-2020-9918

(Security NEXT - 2020/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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