Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware vROps」に「Salt」起因の深刻な脆弱性 - 更新準備中、回避策実施を

VMwareは、「SaltStack(Salt)」に脆弱性が明らかとなった問題で、「VMware vRealize Operations Manager」も影響を受けるとしてアドバイザリを発行した。

「Salt」に認証のバイパス「CVE-2020-11651」やディレクトリトラバーサル「CVE-2020-11652」の脆弱性が明らかとなったが、同社が提供する「vROps 8.1.0」「同8.0.x」「同7.5.0」についても脆弱性の影響を受けるという。ただし「7.0.0」は影響を受けない。

特に「CVE-2020-11651」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアが最高値「10」であり、「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社では、脆弱性を修正するアップデートの準備を進めており、利用者に対しては脆弱性の回避策をアナウンスして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定