ファーウェイ製端末「M5 lite 10」に深刻な脆弱性
Androidを搭載したHuawei製タブレット端末「HUAWEI MediaPad M5 lite 10」に任意のコードを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。
同製品の「バージョン8.0.0.182(C00)」において脆弱性「CVE-2019-19398」が明らかとなったもの。入力されたデータを正しく検証しないため、デバイスのメモリを改ざんされ、任意のコードを実行されるおそれがある。脆弱性を公表したHuaweiによると、内部のテスターにより発見した脆弱性だという。
同社では、共通脆弱性評価システムであるCVSSv3のベーススコアについて、最大値10のところスコアを「7.2」とレーティングした。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」によるベーススコアは「9.8」となっており、「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
同社では、脆弱性に対処した「バージョン9.1.0.120(C00E120R1P7T8)」をリリース。システム更新のプロンプトより更新プログラムをインストールするよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/01/07 )
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