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トレンド複数製品に管理画面回避のおそれ - パッチリリース

トレンドマイクロが提供する複数の法人向け製品に「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性が含まれていることがわかった。

「ウイルスバスターコーポレートエディション」や「Apex One」に「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性「CVE-2019-18189」が明らかとなったもの。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3のスコアは「8.8」。

管理サーバへネットワーク経由でアクセスできる場合、管理コンソール
の認証が回避され、ルートユーザーアカウントでログインされるおそれがあるという。

同脆弱性は、周知を目的にトレンドマイクロがJPCERTコーディネーションセンターへ届けたもので、同社は脆弱性を修正するパッチをリリースした。

「ウイルスバスター コーポレートエディション XG SP1」向けのパッチでは、適用後に不具合が生じるケースが判明しており、同社ではあわあせて回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2019/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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