Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Android向け「Outlook」にXSS攻撃が可能となる脆弱性

「Outlook for Android」に脆弱性が含まれていることがわかった。月例セキュリティ更新とは異なるタイミングでアップデートがリリースされており、注意が必要だ。

メーラーやカレンダー機能などをAndroid端末向けに提供している同アプリに、「なりすまし」が可能となる脆弱性「CVE-2019-1105」が明らかとなったもの。同社は深刻度について、4段階中2番目にあたる「重要」とレーティングしている。

同脆弱性はメッセージの解析処理に存在。認証された攻撃者により、メールのメッセージを通じてクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能となり、スクリプトを実行されるおそれがあるという。

アップデートはGoogle Playを通じて公開された。同社では、米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にセキュリティ更新をリリースしているが、今回異なるタイミングでアップデートが公開されているため注意が必要となる。

(Security NEXT - 2019/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消