ゼロデイ攻撃発生中の脆弱性へ対処した「Firefox 67.0.3」がリリース
Mozilla Foundationは、深刻な脆弱性に対処したセキュリティアップデート「Firefox 67.0.3」をリリースした。すでに脆弱性の悪用が確認されている。
今回のアップデートは、JavaScriptの処理において型の取り違えが生じ、クラッシュする深刻な脆弱性「CVE-2019-11707」に対処したもの。前週6月11日にアップデートを公開したばかりだが、異なる脆弱性となっている。
今回のアップデートにおいて修正された脆弱性はCVEベースで1件のみだが、すでに標的型攻撃への悪用が確認されており、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
開発チームは、「Firefox 67.0.3」および「Firefox ESR 60.7.1」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/06/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
あらたなIvanti脆弱性 - パッチ分析で特定し、3月中旬より攻撃展開か
Apple、旧スマート端末向けにアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」ベースのブラウザ利用者はアップデート情報へ注意を
APTグループが「Chrome」ゼロデイ脆弱性を悪用 - リンク経由で感染
「FortiOS」脆弱性や不正コード混入「Githubアクション」の悪用に注意喚起 - 米政府
「Junos OS」に定例外アップデート - ゼロデイ脆弱性を修正