Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Intel、複数製品向けに脆弱性を修正するアップデート

Intelは、同社複数製品における脆弱性を明らかにし、アップデートの提供や緩和策のアナウンスを行っている。

4製品に対して、それぞれ1件の脆弱性を明らかにしたもの。メディアやビデオを処理するアプリケーション向けの開発キットとして提供されている「Intel Media SDK」では、重要度が「高(High)」とされる「CVE-2018-18094」を修正した。悪用されると権限の昇格が生じるという。

また同社製端末「Intel NUC」のファームウェアにおいても重要度が「高(High)」とレーティングされた「CVE-2019-0163」が判明。権限の昇格やサービス拒否、情報漏洩などが発生するおそれがある。

さらにLinux向けに提供されている「Intel Graphics Performance Analyzer for Linux」のインストールパッケージにおいてパスのチェックが不十分で権限の昇格が生じる脆弱性に対処した。重要度は「中(Medium)」。これら3製品に関してはアップデートをリリースしている。

さらに、重要度が「低(Low)」とされる情報漏洩が生じるマイクロプロセッサの仮想メモリマッピングにおける脆弱性「CVE-2019-0162」を公表。サイドチャネル攻撃への緩和策を実施するようアナウンスしている。

(Security NEXT - 2019/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み