Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ColdFusion」に深刻な脆弱性 - コード実行のおそれ

Adobe Systemsは、「ColdFusion」における複数の脆弱性を解消するセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性の修正も含まれる。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせリリースしたもので、2件の脆弱性へ対処した。

「CVE-2019-7091」は、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性。重要度は3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、悪用されるとコードを実行されるおそれがある。

また1段階低い「重要(Important)」として、「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2019-7092」に対処した。いずれの脆弱性も悪用は確認されていない。

同社では、脆弱性へ対処したアップデート「ColdFusion 2018 Update 2」「同2016 Update 8」「同11 Update 16」をリリース。適用優先度を3段階中2番目にあたる「2」とし、30日以内を目安に対応を実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加