Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2件の個人情報関連事故を公表 - 静岡市

静岡市は、市立静岡病院で発生した伝票の誤交付をはじめ、2件の個人情報に関連する事故を公表した。

市立静岡病院では、3月3日に患者の会計処理においてミスがあり、氏名や住所、受診科、会計内容、IDなど個人情報を記載した別の患者の会計伝票を手渡す事故が発生した。同市によれば、混雑のため、支払受付業務の手順が守られていなかったという。

同市では誤って手渡した患者を訪問して精算を実施。職員が謝罪して誤った伝票を回収した。また個人情報が漏洩した患者に対しても事情の説明や謝罪を行っている。

また清水区で、3月24日に国民健康保険料所得申告書が本人とは関係ない第三者へ誤配達されていたことが判明した。同申告書には、住所、氏名、通知書番号、性別、生年月日、年齢などが記載されており、同区職員が住民宅を訪問して回収した。また配達を行った郵便事業が宛名を十分確認していなかったとして、再発防止を申し入れている。

(Security NEXT - 2009/04/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
自転車帰宅途中に個人情報含む書類が盗難 - 東京土建国保
マイナカード交付通知書などを誤廃棄、流出は否定 - 静岡市
図書館の公開文書で個人利用者番号が参照可能に - 名古屋市
情報公開文書に個人情報、マスキングの変換処理漏れで - 宇部市
提出されたファイルから様式例を作成、個人情報が残存 - 長野県
事業の問い合わせ対応時に個人情報含む資料を誤交付 - 西条市
支援措置対象者の戸籍附票写しを加害者側へ誤交付 - 南部町
交付制限の支援措置対象者戸籍を加害者側に交付、連携ミスで - 岡山市
住基台帳事務を放置、支援措置対象者の個人情報が流出 - 新潟市