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4段階ある凝った作りの偽Amazonサイト - クレカの本人認証ページまで用意

大手通販サイト「Amazon」を装うフィッシング攻撃が確認されたとして、フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。

「Amazon.co.jpにご登録のアカウント(名前、パスワード、その他個人情報)の確認」といった件名のフィッシングメールが報告されているもの。

本文では、「あなたのアカウントAmazonを更新できませんでした」などと記載。化アカウントを維持するために情報を確認する必要があるなどとして、本文中のリンクより偽サイトへ誘導していた。

また24時間以内に確認を行わないとアカウントをロックするなどとして不安を煽る文言や、「パスワードは誰にも教えないでください」など正規メールの注意喚起を装う内容も書かれていた。

誘導先のフィッシングサイトでは、ログインページを偽装した最初のページでアカウント情報を詐取。

次に遷移したページでは、「珍しいログイン活動を発見した」などと説明する偽の警告ページを表示。同ページ内のボタンよりアカウント情報の更新ページに見せかけた別のページへ誘導し、住所やクレジットカード情報をだまし取っていた。

さらにクレジットカードの本人認証で不正利用を防止する「3Dセキュア」のIDやパスワードを詐取するページまで用意していた。

問題のフィッシングサイトは、11月30日の時点で稼働が確認されており、同協議会ではJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。あわせて類似したフィッシングサイトに注意するようアナウンスを行っている。

(Security NEXT - 2018/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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