Ciscoのライセンス管理製品に深刻な脆弱性 - SQLiによりシェルの実行も可能に
Cisco Systemsが提供するライセンス管理製品「Cisco Prime License Manager(PLM)」に深刻な脆弱性が含まれていることが判明した。データベースの操作にくわえ、シェルを実行されるおそれもあるという。

Cisco Systemsによるアドバイザリ
同製品のウェブフレームワークにおいて、リモートより悪用が可能となるSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2018-15441」が明らかとなったもの。細工した「POSTリクエスト」により認証なしにSQLクエリを実行することが可能となるという。
脆弱性を悪用すると、データベースに含まれるデータを任意に変更したり、削除できることにくわえ、データベースのユーザー権限でシェルにアクセスすることが可能になるという。
「同11.0.1」および以降のバージョンに影響があるほか、一部「Cisco Unified Communications Manager」「Cisco Unity Connection」などを利用している場合も自動的にインストールされるおそれがある。
同社では脆弱性を修正した「同11.5.1」をリリース。アップデートを呼びかけている。また「Cisco Unified Communications Manager」「Cisco Unity Connection」については、「同12.0」以降に「Cisco Prime License Manager」は含まれておらず、影響を受けないとしている。
(Security NEXT - 2018/11/30 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応