8月のDDoS攻撃が4割減 - 「GRE」利用のフラッド攻撃など発生
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、8月におけるDDoS攻撃の観測状況を取りまとめた。攻撃検出数が4割減と大きく改善している。
同社のDDoS攻撃防御サービスにおいて、8月に検出した攻撃の動向を取りまとめたもの。8月の攻撃検出数は461件で、前月の641件から大きく減少した。1日あたりの件数は14.8件で、前月の20.7件から改善した。
規模がもっとも大きかった攻撃は、おもに「UDP」と「GRE(Generic Routing Encapsulation)」を利用したフラッド攻撃で、最大336万ppsのパケットが送信され、15.1Gbpsのトラフィックが発生したという。
攻撃の継続時間を見ると、30分未満が94.7%と9割以上を占める。30分以上60分未満が1.3%、60分以上90分未満が0.8%、90分以上が3%だった。
もっとも長時間にわたった攻撃は2時間32分続いたもので、HTTP通信およびHTTPS通信が用いられていた。

(Security NEXT - 2018/10/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
DDoS攻撃は減少するも、2カ月連続で300件超 - IIJレポート
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
DDoS攻撃が前月比1.5倍、5カ月ぶりに300件超 - IIJレポート
DDoS攻撃に注意喚起、発生を前提に対策を - 政府
DDoS攻撃の観測数は微増、最大規模で約12Gbps - IIJ報告
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
DDoS攻撃件数は減少傾向、一方で174Gbps超の攻撃も - IIJレポート
先週注目された記事(2024年12月8日〜2024年12月14日)
国際連携「PowerOFF作戦」でDDoS攻撃サービス27件を停止