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国際金融取引システムの不正送金に北朝鮮「APT38」が関与 - 外交交渉の裏で止まぬ攻撃

米国では、司法省がサイバー攻撃に関わったとして北朝鮮関係者を指名手配するなどけん制しつつ、北朝鮮との外交交渉も進めているが、同グループの攻撃は規模を縮小しつつも収束には至っていないという。

攻撃を受け、被害が生じた組織も被害を報告していないケースがあるため、実際はさらに多くの組織が攻撃を受けている可能性があると分析。

控えめに見積もっても1億ドル以上を取得し、さらなる攻撃に再投資していると見られ、世界中の金融機関にとって依然深刻なリスクとして認識すべきであると同社は指摘している。

(Security NEXT - 2018/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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