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「Samba」に5件の脆弱性 - 制御奪取や情報漏洩のおそれ

「Samba」の開発チームは、複数の脆弱性を解消したセキュリティリリースを公開した。

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メモリ破壊が生じるおそれがある「CVE-2018-10858」

悪用されるとシステムの制御を奪われるおそれがある脆弱性をはじめ、複数の修正を実施したもの。

入力値の検証が不十分でメモリ破壊が生じるおそれがある「CVE-2018-10858」をはじめ、脆弱な認証プロトコルの許可「CVE-2018-01139」、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2018-01140」「CVE-2018-10918」、情報漏洩の脆弱性「CVE-2018-10919 」など、あわせて5件の脆弱性が明らかとなっている。

開発チームでは、これら脆弱性を解消した「Samba 4.8.4」「同4.7.9」「同4.6.16」を用意。セキュリティ機関は、システム管理者や利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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