Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Samba」に5件の脆弱性 - 制御奪取や情報漏洩のおそれ

「Samba」の開発チームは、複数の脆弱性を解消したセキュリティリリースを公開した。

20180815_sa_001.jpg
メモリ破壊が生じるおそれがある「CVE-2018-10858」

悪用されるとシステムの制御を奪われるおそれがある脆弱性をはじめ、複数の修正を実施したもの。

入力値の検証が不十分でメモリ破壊が生じるおそれがある「CVE-2018-10858」をはじめ、脆弱な認証プロトコルの許可「CVE-2018-01139」、サービス拒否に陥るおそれがある「CVE-2018-01140」「CVE-2018-10918」、情報漏洩の脆弱性「CVE-2018-10919 」など、あわせて5件の脆弱性が明らかとなっている。

開発チームでは、これら脆弱性を解消した「Samba 4.8.4」「同4.7.9」「同4.6.16」を用意。セキュリティ機関は、システム管理者や利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/08/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も