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マニュアル作成サービスに不正アクセス、一部データが流出 - 原因は調査中

スタディストのマニュアル作成サービス「Teachme Biz」が不正アクセスを受け、一部顧客データが外部へ流出した可能性があることが判明した。

同社が運営するマニュアルなどを作成、共有できるクラウドサービス「Teachme Biz」のサーバが不正アクセスを受けたもので、顧客が作成した動画や画像を補足するための文章が一部流出した可能性があるという。

影響を受けた可能性があるのは、2017年11月5日以前から同サービスを利用している最大1071社。氏名やメールアドレス、アカウント情報、メインとなる動画や画像の流出については否定している。

同社によると、6月21日19時半過ぎにサーバがダウン。原因を調べたところ、同日18時過ぎからダウンする直前にかけて2度の不正アクセスが行われていた形跡があることを翌22日に確認した。

また同月25日に一部データが流出した可能性があることが判明したという。不正アクセスを受けた原因については調査を進めている。

今回の問題を受けて同社では、サーバーを新設して環境を再構築。サーバのアクセスに用いる認証キーを無効化し、再度作成した。通信に関するルールについて見直したほか、監視体制の強化など実施している。

(Security NEXT - 2018/06/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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