Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMware、「SpectreNG」対策で複数製品向けにパッチを準備

投機的実行を行うCPUにおいてサイドチャネル攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2018-3639」が見つかった問題で、VMwareは同社製品向けに修正パッチの準備を進めている。

20180525_vm_001.jpg

「CVE-2018-3639」は、投機的ストアをバイパスされる脆弱性。アクセスに特権が必要となる任意のデータを取得されるおそれがある。「Meltdown」「Spectre」と類似。「Variant 4」とされており、別名「SpectreNG」とも呼ばれている。

同社では、今回明らかになった脆弱性について重要度を「中(Moderate)」とレーティング。「VMware vCenter Server」「VMware vSphere ESXi」に対して修正パッチの準備を進めており、同社がテストしたマイクロコードがIntelよりリリースされるのを待っている状態だという。

また「VMware Workstation」「VMware Fusion」に関しては、最近アップデートを実施したそれぞれ「同14.1.2」「同10.1.2」で緩和策を導入しているという。

(Security NEXT - 2018/05/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを