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中学生自殺問題の報告資料で墨塗り処理にミス - 神戸市

神戸市垂水区で中学生が自殺した問題で、同市がサイトで公開した報告資料において墨塗り処理に問題があり、閲覧できる状態だったことがわかった。

同市では、4月27日の文教こども委員会の開催にあたり、前日26日に報告資料をウェブサイト上で公開したが、PDFファイルに対する墨塗り処理に問題があったという。

墨塗り処理を行っていた6カ所に対し、特定操作を行うことで処理を解除し、内容を閲覧できる状態だった。同市職員が翌27日昼ごろに問題へ気が付き、ウェブサイトから削除した。

同市によると、問題のファイルには期間中129件のアクセスがあり、そのうち37件に関しては外部からのアクセスだったという。庁舎内からのアクセスに対しては削除を指示。外部からのアクセスについても削除に向けて対応を依頼したとしている。

問題部分の記載内容について同市は、「プライバシーに関するものであり、コメントを差し控えたい」として言及を避けた。また同市では、遺族に対して4月27日に事情を説明し、謝罪している。

(Security NEXT - 2018/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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