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小学校で児童名簿を紛失、5カ月後の匿名通報で発覚 - 千葉市

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千葉市教育委員会は、市内の小学校において児童と保護者などの個人情報含む名簿が所在不明になっていることを明らかにした。同校では10月に紛失へ気付いたものの報告しておらず、5カ月後の通報により発覚したという。

同市教委によれば、2017年10月16日、市内の小学校において、所定の場所に保管していた児童名簿がなくなっていることに気が付いたという。校内で捜索したが発見されていない。

所在がわからなくなっている名簿には、在籍する児童476人とその保護者926人、災害時引取り者430人、ことばの教育通級児童9人とその保護者9人の合計1850人分の個人情報が記載されていた。氏名や住所、電話番号、緊急連絡先の電話番号、兄弟の氏名と学年、クラス、災害時引取者の氏名と続柄などが含まれる。

同校では紛失の事実について、同市教委では報告を受けておらず、3月23日に匿名の通報が寄せられ、紛失の事実を把握したという。同校では、対象となる児童に対し、4月の始業式で説明と謝罪を行うほか、保護者には、説明会で謝罪するとしている。

(Security NEXT - 2018/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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