「Apache HTTP Server 2.4」に認証回避など7件の脆弱性
「Apache HTTP Web Server 2.4」に認証回避やセッション情報の改ざんをはじめ、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。開発チームは、アップデートをリリースし、利用者へ対応を呼びかけている。

脆弱性を解消した「同2.4.33」へのアップデートが呼びかけられている
同サーバにおいて、「FilesMatchディレクティブ」における認証回避の脆弱性「CVE-2017-15715」や、「mod_session」におけるセッション改ざんの脆弱性「CVE-2018-1283」が判明。
さらに、「HTTP/2」通信において解放済みメモリを使用する脆弱性「CVE-2018-1302」やダイジェスト認証においてリプレイ攻撃が可能となる脆弱性「CVE-2018-1312」のほか、HTTPリクエスト処理におけるサービス拒否の脆弱性など、あわせて7件の脆弱性が存在するという。
開発チームでは、脆弱性の修正以外にも機能追加やバグフィクスを実施したGeneral Availability版の「同2.4.33」をリリースし、旧版利用者に対してアップデートを推奨。セキュリティ機関もアップデートを実施するよう注意を呼びかけている。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2017-15710
CVE-2017-15715
CVE-2018-1283
CVE-2018-1301
CVE-2018-1302
CVE-2018-1303
CVE-2018-1312
(Security NEXT - 2018/03/27 )
ツイート
PR
関連記事
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
Trend Microの暗号化管理製品にRCEや認証回避など深刻な脆弱性
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
脆弱性スキャナ「Nessus」のWindows版エージェントに複数脆弱性
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正