Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco PCPにSSHにroot権限取得される深刻な脆弱性

「Cisco Prime Collaboration Provisioning(PCP)」にパスワードがハードコードされており、セキュアシェルでリモートより侵入され、制御を奪われるおそれがあることがわかった。

同製品に認証情報がハードコードされている脆弱性「CVE-2018-0141」が含まれていることが判明したもの。攻撃者が認証情報を取得することで、SSH経由によりシステムへ侵入し、最終的にroot権限を取得されるおそれがある。

同脆弱性の「共通脆弱性評価システム(CVSS)」によるスコアは「5.9」だが、root権限を取得されるおそれがあることを考慮し、同社では重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同社では、今回の脆弱性の判明を受けて、アップデートを用意。利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性