Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

事故の被処分者に関する個人情報含む資料をメールで送信 - 東京都

東京都において、教職員向けの研修用資料を作成した際、個人情報を含んだ状態のまま、都内の教育委員会や都立学校長へメール送信していたことがわかった。

都によれば、職員が公立学校教職員向けの服務事故防止研修用資料を作成したが、個人情報がリンクされた状態で作成してしまったという。資料は、2017年11月29日より区市町村教育委員会や都立学校長など314カ所にメールで配布していた。

同資料においてそのまま個人情報を閲覧することはできないが、一定の操作後に服務事故における被処分者などの氏名や性別、年齢、所属のほか、処分や措置、指導の程度や事故の概要など1538件の個人情報を閲覧できる状態だった。

2017年12月25日に一部教育委員会から個人情報が閲覧できるとの指摘があり問題が発覚。都では、資料を送信した教育委員会や学校長に対し、問題の資料を削除して報告するよう指示。1月10日にすべて削除されたことを確認したという。

(Security NEXT - 2018/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

学年全体のテスト結果を生徒がアプリ上から閲覧可能に - 大阪市
公開表計算ファイルから個人情報が閲覧可能に - 立命館APU
保健指導関連の個人情報がノーウェアランサム被害 - 千葉市
問合フォームより送信された資料が外部閲覧可能に - 充電池リサイクル団体
農業委員会の調査フォームに不備、個人情報が流出 - 大阪府
最大888社のPマーク審査関連資料が流出した可能性 - 複数ランサムの痕跡も
転職情報サイトで不具合 - 直近勤務先から登録情報が閲覧可能に
フォーム設定ミス、学園祭イベントの参加者情報が流出 - 東京医科歯科大
地域共生事業の参加申込フォームに不備、個人情報が流出 - 鎌倉市
位置情報共有サービス「NauNau」で情報流出か - 事実関係を調査