「Wget」に深刻な脆弱性 - チャンクエンコードの処理に問題
「GNU Wget」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
Linuxディストリビューションの多くで採用されているファイルダウンローダー「GNU Wget」に、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2017-13089」「CVE-2017-13090」が含まれていることが明らかになったもの。
チャンクエンコーディングの処理に問題があり、HTTP経由で細工されたリンクへ誘導されると、任意のコードを実行されるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システムであるCVSS v3のスコアは6.3だが、調整を行ったフィンランドナショナルサイバーセキュリティセンターは、深刻な脆弱性であるとの見方を示している。
脆弱性を修正した「同1.19.2」が公開されており、アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2017/10/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CMS「Drupal」の二要素認証モジュールに認証回避のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開