2017年3Qの脆弱性届け出は121件 - 前四半期から半減
ソフトウェア製品の脆弱性93件を種類別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が50件でもっとも多く、「ルータ」が11件、「情報家電」が7件と続く。
脆弱性が悪用された場合に生じる脅威では、「任意のスクリプトの実行」が30件ともっとも多く、「任意のコマンドの実行(18件)」「情報漏洩(10件)」が続く。
同四半期に脆弱性の修正が完了し、「JVN」で公表したソフトウェア製品は90件。累計で1664件となった。「連絡不能開発者」としてあらたに製品開発者名を公表したものはなく、公表件数の累計251件は前四半期から変わらない。
一方、ウェブサイトに関する脆弱性28件を見ると、最多は「クロスサイトスクリプティング」の12件で、「HTTPSの不適切な利用」が3件だった。
同四半期に修正を完了した脆弱性は60件で、そのうち90日以内に修正が完了したのは33件。修正完了件数の累計は7082件。90日以内に修正が完了した累計件数は4646件で、修正完了件数に占める割合は66%と、2015年第3四半期以降変化はない。
(Security NEXT - 2017/10/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も

