「Samba」に複数の脆弱性 - 早急にアップデートを
「Samba」に複数の脆弱性が含まれることがわかった。開発チームは、脆弱性を解消するセキュリティアップデートをリリースし、できる限り早急に適用するよう呼びかけている。

セキュリティアップデートをリリースした「Samba」
同ソフトウェアにおいて、署名を強制できず、攻撃者に接続を奪われる脆弱性「CVE-2017-12150」など3件の脆弱性が判明したもの。
「CVE-2017-12151」では、SMBv3においてDFSリダイレクト経由のアクセスにおいて暗号化が継続せず、マンインザミドル攻撃を受けるおそれがある。
また、SMBv1においてメモリの内容が漏洩する脆弱性「CVE-2017-12163」が明らかとなった。
開発グループでは、これら脆弱性の緩和策を示すとともに、脆弱性を解消した「同4.6.8」「同4.5.14」「同4.4.16」をリリース。
アップデートの実施やパッチの供給など、システム管理者やベンダーに対して、できるだけ早く対応を講じるよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/09/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
Omnissaのメールセキュリティ製品にSSRFの脆弱性 - アップデートが公開
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性