Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2017」がスタート - 「パスワードリスト攻撃」による被害軽減目指す

複数のサービスで同じパスワードを使い回さないよう呼びかける「STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2017」がスタートした。キャンペーン期間は、8月31日まで。

20170801_jp_001.jpg
複数サービスで同じパスワードを設定すると不正アクセスを受けるおそれも(画像:JPCERT/CC)

「パスワードリスト攻撃」による被害が発生していることから、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が展開しているもの。

「そのパスワードを知っているのは、本当にあなただけですか?」とのメッセージとともに、IDとパスワードといった認証情報を複数のサービスで使い回すことの危険性を訴える。

認証情報を使い回している場合、なんらかの原因で認証情報が流出すると、流出した情報などを用いられ、別のサービスへ不正アクセスを試みる「パスワードリスト攻撃」を受けるおそれがある。

被害の軽減には、利用者による適切なパスワード管理も重要であるとし、対策を呼びかけるほか、キャンペーンの賛同企業を募集。現時点で、18の企業および組織が賛同しており、バナーや啓発コンテンツを掲載している。

(Security NEXT - 2017/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Google、長期間放置アカウントを削除へ - 悪用防止対策で
6月のフィッシングサイト、過去最多を大幅更新 - 同一IPアドレス上で多数稼働
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知
政府、大会関係者に北京五輪公式アプリ利用で注意喚起 - 期間中の攻撃にも警戒を
ゲーム利用者の約4割が複数ゲームアカウントでパスワードを使いまわし
15.7%が1つのパスワードを使い回し - 半数は「2〜4種類」
8割超のユーザーがパスワードを使い回し - 「忘れてしまう」「面倒」
フィッシング攻撃が過熱 - サイト件数など過去最多
消費者の7割「情報漏洩が発生した企業との取引をやめる」 - 9割超が法的措置検討
大阪府警のサイバー犯罪防止啓発で「モンハン」キャラが登場