Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「gSOAP」に脆弱性、2GB超の細工されたデータの処理で影響

Geniviaが提供するライブラリ「gSOAP」において、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関では注意を呼びかけている。

SOAPメッセージの処理において、バッファオーバーフローが生じるおそれがある脆弱性「CVE-2017-9765」が含まれていることが判明したもの。

2Gバイトを超える細工されたSOAPメッセージを読み込むとシステムがクラッシュしたり、任意のコードを実行されるおそれがある。

問題の脆弱性は、6月に公開された「同2.8.48」において修正されており、同バージョン以降へアップデートするよう同社やセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消