Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内で検知急増のランサム「Jaff」に復号化ツール

カスペルスキーは、ランサムウェア「Jaff」によって暗号化されたファイルを復号するための無償ツールを提供している。

同社では、6月7日から翌8日にかけて、ランサムウェア「Jaff」の亜種が添付されたスパムメールの拡散を確認。なかでも日本における検知件数が突出して多いとして、注意喚起を行っている。

同ランサムウェアは、ファイルの暗号化にあたり、「.jaff」「.wlu」「.sVn」などの拡張子を追加するのが特徴。同社では、ランサムウェアの被害者向けに提供している復号化ツール「Rakhni Decryptor」の機能を強化し、同ランサムウェアによる暗号化へ対応した。

同ツールは、ランサムウェア対策プロジェクトである「NO MORE RANSOM」より無償でダウンロードすることができる。同ツールでは、「Jaff」以外にも、以下のランサムウェアにより暗号化されたファイルの復号化に対応している。

XData
AES_NI
Dharma
Crysis
Chimera
Rakhni
Agent.iih
Aura
Autoit
Pletor
Rotor
Lamer
Lortok
Cryptokluchen
Democry
Bitman(TeslaCrypt) version 3
Bitman(TeslaCrypt) version 4

(Security NEXT - 2017/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害を確認、納品用ファイルは無事 - オムニバス・ジャパン
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
複数サーバやPCがランサム被害、影響など調査 - 三晃空調
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
アスクル、ウェブ経由の注文を再開
ランサム被害で個人情報が流出した可能性 - オオサキメディカル