Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチでゼロデイ脆弱性2件を解消

マイクロソフトは、6月の月例セキュリティ更新で、すでに悪用が確認されている2件の脆弱性「CVE-2017-8464」「CVE-2017-8543」を修正した。

「CVE-2017-8464」は、ショートカットで利用する「.lnk」ファイルの処理に起因する脆弱性。Windowsエクスプローラーやアプリケーションから悪意ある「.lnk」ファイルを表示し、解析すると、同じリモートドライブやリモート共有上に保存されている悪意あるコードが実行されるおそれがあるという。

一方「CVE-2017-8543」は、「Windows Search」のオブジェクト処理に含まれる脆弱性。コンピューターにアクセスできる攻撃者により細工されたSMBメッセージを「Windows Search」で受信するとコードを実行され、リモートよりシステムの制御を奪われるおそれがある。

脆弱性の深刻度は、いずれも4段階中もっとも高い「緊急」にレーティングされている。緩和策などはなく、6月の更新を適用することによって修正することができる。

(Security NEXT - 2017/06/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告