Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Nessus」に複数のXSS脆弱性 - 修正版がリリース

Tenable Network Securityが提供する脆弱性スキャナの「Nessus」に複数の格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が含まれていることがわかった。

認証されたユーザーによって、実行されるおそれがあるXSSの脆弱性「CVE-2017-5179」が明らかになったもの。リスクがないXSSの脆弱性について報告を受け、同社が調査を行った際に発見したという。

また脆弱性「CVE-2017-2122」についても対応した。悪用するには、ユーザー権限でログインする必要があるという。同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整した。

同社では、これら脆弱性を修正した「同6.9.3」をリリースしている。

(Security NEXT - 2017/05/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正