脆弱性登録は2867件、前四半期比1.8倍 - 「Linux Kernel」が210件で最多
登録された脆弱性の種類を見ると、これまでの傾向を引き継いで「バッファエラー」が最多で400件。次いで「情報漏洩」が327件、「不適切なアクセス制御」が323件、「クロスサイトスクリプティング」が290件、「認可、権限、アクセス制御」が243件と続く。
産業用制御システムに関する脆弱性情報は22件で、累計登録件数は1022件となった。
製品別に見ると、上位20製品のうちOSが14製品を占めた。最多は「Linux Kernel」で210件。「Android」が159件で、前四半期の129件を上回った。
また、総合業務パッケージの「Oracle E-Business Suite」が121件。ブラウザでは「Google Chrome(63件)」「Safari(42件)」が目立つ。一方、前四半期に上位に入っていた「Adobe Acrobat」や「Adobe Reader」が、20位圏外となった。
(Security NEXT - 2017/04/27 )
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