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3月にウェブ経由の攻撃が増加、前月の1.5倍に - 「Necurs」復活でスパム増加の兆し

3月はウェブ経由の攻撃が増加し、前月の約1.5倍が観測された。一方、マルウェアのあらたな亜種は減少したという。

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あらたに観測されたマルウェア亜種(グラフ:Symantec)

米Symantecが、3月の同社における観測状況を取りまとめたもの。

あらたに観測されたマルウェアの亜種は7750万件で、前月の9410万件から減少した。

しかしながら、前月に引き続き「Kotver」の活発が目立っており、2016年12月の19万5000件や、2017年1月の32万9000件と比較すると、依然として高い水準で推移している。

一方同社が遮断したウェブ経由の攻撃は、1日あたり58万4000件。前月の39万4000件から約1.5倍に増加し、2016年7月以来の高水準だった。

(Security NEXT - 2017/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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