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「BIND 9」にリモートからの攻撃可能な脆弱性 - 異常終了のおそれ

「BIND 9」において、サービスが停止するおそれがある脆弱性が含まれていることが明らかになった。リモートより攻撃が可能であり、関連機関では、アップデートなど対策を講じるよう注意を呼びかけている。

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重要度「高」の「CVE-2017-3137」(画像:ISC)

DNS応答の処理など、あわせて3件の脆弱性が含まれていることが判明したもの。

脆弱性の重要度が「高(High)」とされる「CVE-2017-3137」は、リモートより攻撃が可能な脆弱性。

「CNAME」や「DNAME」レコードの応答処理に問題があると異常終了するおそれがあるという。

また重要度が「中(Medium)」と1段階低いが、DNS64と特定オプションを有効化した場合に影響を受ける「CVE-2017-3136」や、制御チャンネルにおける入力処理に関連する脆弱性「CVE-2017-3138」についても明らかになっている。

ISCでは、これら脆弱性を解消した「同9.11.0-P5」「同9.10.4-P8」「同9.9.9-P8」をリリース。日本レジストリサービス(JPRS)をはじめ、関連機関では、アップデートを利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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