「プロダクトキーが不正コピー」と不安煽るフィッシングが再び
マイクロソフトを装い、Officeのプロダクトキーが不正にコピーされていると利用者の不安を煽り、偽サイトで個人情報やクレジットカードをだましとるフィッシング攻撃が再度発生している。
誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
「プロダクトキーが不正コピーされている」などとだまし、検証作業などと称してフィッシングサイトへ誘導するマイクロソフトを偽装したフィッシング攻撃は、1月に攻撃が確認されて以来、断続的に発生している。
Officeが使えなくなるように見せかけ、不安を煽るのが特徴で、誘導先の偽サイトでは、アカウント情報やPINコードのほか、ページの遷移を経てさらに住所や電話番号、クレジットカード情報などをだまし取ろうとする。
あらたに偽サイトのURL2件が確認され、3月17日の時点で稼働中であることから、フィッシング対策協議会が注意喚起を実施しており、類似した攻撃を確認した場合は情報を提供してほしいと呼びかけている。
(Security NEXT - 2017/03/17 )
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