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損ジャ日興、コネクテッドカー向けに特約 - 不正アクセスによる事故へ対応

損害保険ジャパン日本興亜は、自動車保険において、自動運転車やインターネットへ接続するコネクテッドカー向けの特約「被害者救済費用特約」を、7月1日以降の契約から自動付帯する。

同特約は、これら技術を搭載した自動車において、不正アクセスやシステムの欠陥などによる人身事故や物損事故が発生した際、被保険者の損害賠償責任の有無にかかわらず、保険金を支払うもの。

現在実用化されている自動運転機能は、運転者自身が運転することを前提としているため、運転者が法律上の損害賠償責任を負わない事故が発生する可能性は低く、従来の賠償保険で対応が可能と見られる一方、技術の進展やサイバー攻撃の増加により、賠償責任が明確とならないケースも想定されるとして、同特約をあらたに設け、自動で付帯する。

また車両保険に関して、不正アクセスやシステムの欠陥によりガードレールや家屋などに接触した場合について、等級を据え置くよう特則をあわせて改定した。いずれも補償範囲を拡大するが、追加保険料は発生しないという。

(Security NEXT - 2017/02/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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