マルウェアメールが大幅減、「Necurs」停滞が影響か - 新種マルウェアは3290万件
マルウェアへ感染させることを目的としたメールが、1月に大幅に減少したことが米Symantecの調査で判明した。一方でウェブ経由の攻撃は増加したという。

マルウェア感染メールの割合(グラフ:Symantec)
同社が1月の観測状況を取りまとめたもの。同社によれば、マルウェアを感染させるために送信されたメールは、722件に1件の割合で、98件あたり1件だった2016年12月から大幅に改善した。
背景には「Necurs」ボットネットの活動が停滞していることにあると同社は分析しているが、一時的な動きの可能性もあるという。
あらたに観測されたマルウェアの亜種は、前月の1950万件から3290万件に急増した。4500万件以上で推移し、ピークを迎えた10月には9610万件に達するなど大量の新種が出回った2016年8月から11月までの水準には届かないものの、引き続き警戒が必要となる。
(Security NEXT - 2017/02/23 )
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