Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、電子書籍ビューワのアップデートを公開 - 脆弱性9件を修正

Adobe Systemsは、電子書籍の閲覧、管理ソフト「Adobe Digital Editions」のセキュリティアップデートを公開した。

20170215_as_002.jpg
9件の脆弱性を解消したAdobe Systems

「Windows」「Mac OS、および「Android」向けに同ソフトのアップデートとなる「同4.5.4」をリリースしたもの。同バージョン以前に含まれるあわせて9件の脆弱性を修正した。

修正には深刻なバッファオーバーフローの脆弱性が含まれており、悪用された場合、システムの制御を奪われるおそれがあるという。またメモリリークが生じる問題なども解消した。

悪用は確認されておらず、同社では適用優先度を3段階中もっとも低い「3」にレーティング。任意のタイミングでアップデートするようアナウンスしている。

今回アップデートで修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-2973
CVE-2017-2974
CVE-2017-2975
CVE-2017-2976
CVE-2017-2977
CVE-2017-2978
CVE-2017-2979
CVE-2017-2980
CVE-2017-2981

(Security NEXT - 2017/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性
バックアップ管理ツール「Commvault Command Center」に深刻な脆弱性