Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BSD libcライブラリ」にバッファオーバーフローの脆弱性

「BSD libcライブラリ」に脆弱性が含まれていることが判明した。攻撃を受けるおそれがあるアプリケーションはほとんどないと見られているものの、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

一部関数の変数処理にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2016-6559」が含まれていることが判明したもの。悪用されるとメモリが読み書きされるおそれがある。攻撃可能な状態で同関数が実装されているアプリケーションは、ほとんどないとの見方が出ており、現時点で悪用コードも見つかっていないという。

今回の脆弱性を修正した「11.0-RELEASE-p4」「10.3-RELEASE-p13」「10.2-RELEASE-p26」「10.1-RELEASE-p43」「9.3-RELEASE-p51」がリリースされており、セキュリティ機関では利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響