Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Cisco Firepower System Software」にマルウェアバイパスの脆弱性

Cisco Systemsのセキュリティ対策製品「Cisco Firepower System Software」に、FTP経由のマルウェアをバイパスするおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品の「FTP REST API」において、FTP接続におけるマルウェアの検知ルールがバイパスされ、FTP接続でマルウェアをダウンロードするおそれがある脆弱性「CVE-2016-6460」が含まれていることが判明したもの。

脆弱性の重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」。「同6.0.0」に関してはすでに修正が行われているという。同社はアドバイザリを公開し、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/11/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
BIツール「Apache Superset」にセキュリティ設定をバイパスできる脆弱性
「Versa Concerto」に深刻な脆弱性 - 修正状況不明、詳細が公開
「Spring Security」の一部メソッド制御に認可バイパスの脆弱性
PostgreSQL向けミドルウェア「Pgpool-II」に認証回避の脆弱性
SAMLライブラリ「samlify」に「クリティカル」脆弱性
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ